2025年の日本の長者番付ランキングで11位となった、株式会社大塚商会代表取締役社長の大塚裕司氏の経歴や資産についてリサーチしてみました。
大塚裕司氏とは?
大塚裕司(おおつか ゆうじ)
1954年2月13日、東京都に生まれます。大塚商会の創業者・大塚実氏の長男です。
1976年に立教大学経済学部経営学科を卒業し、横浜銀行に入行。
1980年、リコーに入社し、1981年に大塚商会に入社。1990年に大塚商会を退社し、翌年に復帰しています。当時借入金が868億円にも膨らんでおり、まずは経費削減からはじめ、子会社の立て直しを進めていったようです。
1992年には大塚商会の取締役となり、常務取締役、専務取締役、代表取締役副社長を経て2001年に代表取締役社長に就任しました。
2014年、経済産業大臣賞を受賞。2019年には日本コンピュータシステム販売店協会の名誉会長に就任しています。
サンバが好きで、サンバチームに所属し、様々なイベントでパレードに出ているそうです。
大塚裕司氏に関するエピソード
大塚裕司氏は、「企業にとってあらかじめ立てた予算に対して、100%の達成と99%の未達成ではまったく違う」と考えてきたようです。数字の取り扱いについては一切妥協することなく、経営には四捨五入という考え方は存在しないのだとか。
また、目標に達しているかを可視化することに対してもこだわりを持っており、社員に達成状況を提示する際は、100%ぴったりならイコール(=)、達していなければ不等号(>)で分かりやすく示しているそうです。100%に乗っているかどうかは、大塚氏にとって「天国と地獄」ほど大きく違うとのこと。もし2%も不足している場合、猛省しなければならない状況だと考えるべきだといいます。
こういった考えを厳しいと捉える人もいるようですが、大塚氏からすれば「当たり前のことであり、むしろそれこそが経営者にとって大切な役割」だと考えているようです。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2310X0T20C24A7000000/
大塚裕司氏の資産
日本の長者番付ランキング2025では11位(世界1072位)となり、大塚裕司氏の総資産額は5032億円とのことです。
参考:https://sekai-hub.com/posts/the-worlds-billionaires-japan
大塚商会とは?
会社名:株式会社大塚商会
所在地:〒102-8573 東京都千代田区飯田橋2-18-4
創業者:大塚実
社長 :大塚裕司
大塚商会は、システムインテグレーション事業を展開するIT企業です。
「ITでオフィスを元気にする」をスローガンに、顧客目線のソリューションをワンストップで提供・サポートすることで、「クライアントの困りごと」を解決しているそうです。
システムインテグレーション事業のほか、コンピュータ機器の保守、アウトソーシングを中核とするサービス&サポート事業の「たよれーる」、事務機器用品やオフィス雑貨を中心とするカタログ通販サービス&サポート事業の「たのめーる」の3つを中核事業としているとのこと。
2000年からは障がい者が働きやすい職場を目指してDM発送の業務を行うなど、障がい者雇用に積極的な会社として知られています。
まとめ
大塚商会の代表取締役社長を務める大塚裕司氏は、銀行、メーカーなどを経て父・実氏が創業した大塚商会の立て直しを行った人物です。顧客目線のソリューションをワンストップで提供・サポートすることで、業績を伸ばしていったようです。
♯大塚商会 ♯大塚裕司