長者番付に名を連ねる、コナミグループ代表取締役会長・上月景正氏の歩み

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2025年の日本の長者番付ランキングで14位となった、コナミグループ株式会社代表取締役会長の上月景正氏の経歴や資産についてリサーチしてみました。

上月景正氏とは?

上月景正(こうづき かげまさ)
1940年11月12日、京都府に生まれます。関西大学経済学部を卒業後、1969年にコナミ工業を創業し、1973年にコナミ工業株式会社(現・コナミグループ株式会社)を設立しました。
1996年に、日本のコンピューターゲーム関連企業を中心とする業界団体「CESA」を設立し、初代会長(現・名誉会長)として、コンピューターエンタテインメント産業の発展に寄与しました。
1982年、自身の資産を拠出する形で財団法人上月教育財団(現・一般財団法人上月財団)を設立。
現在はコナミグループの代表取締役会長を務める一方、上月財団の理事長として、スポーツ・教育・文化の振興と発展に貢献する活動に取り組んでいます。

上月景正氏に関するエピソード

当時のゲーム業界は、まだ社会的評価が低く、業績が好調でも銀行からは、なかなか融資してもらえず資金繰りに苦労したようです。
上月景正氏は社会的信用を高め、更にビジネスを拡大する為に株式上場を目指しますが、当時は「ゲーム」という分野では上場できなかったので、事業内容を「電子応用機器」と位置づけて申請するという工夫を凝らしました。
そうして、1984年にアミューズメント機器業界で初の株式上場を果たします。すでに「超高収益企業」として注目されていたコナミの株価は、上場当日に史上最高値を記録。この出来事は、同業他社に大きな希望を与え、娯楽産業全体の社会的信用を高めるきっかけとなったそうです。業界の常識を覆して道を切り拓いた上月景正氏の挑戦が、今日のコナミの礎となっています。

参考:https://web.archive.org/web/20211021123602/http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20150414_15.html

「史上最高八千三百円 大証新二部上場のコナミ工業株」 日本経済新聞(1984年10月2日)

上月景正氏の資産

日本の長者番付ランキング2025では14位(世界1,265位)となり、上月景正氏の総資産額は4,292億円とのことです。

コナミグループとは?

会社名:コナミグループ株式会社
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座一丁目11番1号
創業者:上月景正

コナミグループはデジタルエンタテインメント事業、アーケードゲーム事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業の4つの事業を展開する企業グループです。家庭用ゲーム、アーケードゲーム、カジノシステム、スポーツクラブ運営など、幅広い分野で事業を展開しています。

まとめ

コナミグループの代表取締役会長を務める上月景正氏は、CESA初代会長として自社だけでなく、コンピューターエンタテインメント産業の発展に寄与しました。
ゲーム以外にも多角的に事業を展開し、日本の長者番付に名を連ねるようになりました。
また、「日本の将来は教育にあり」という理念を基づいて、上月財団を設立し、社会貢献にも努めているようです。

♯コナミグループ ♯上月景正

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